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BL21 NOVA 高強度全散乱装置

概要

水素誘起物性に対する原子位置・磁気構造の解析、水素との相関の導出による起源解明、不規則系における二体相関からのアプローチ研究

研究対象水素が誘起する諸物性(水素貯蔵材料や超伝導・磁性・誘電性等)に対し、水素等の原子位置や磁気構造、およびそれらの変化を観測して起源を解明する。また、非晶質や揺らぎ系に対しても二体相関の面から研究を行う。
特徴最隣接原子間距離からナノメートル程度の構造変化の観測も可能。中性子全散乱装置としての測定効率は、世界最高レベルとなっている。

仕様

情報更新:2018-04-10

装置名称高強度全散乱装置 (NOVA)
装置の目的・概要広いQ領域 (0.03 Å-1 < Q < 100 Å-1) にわたるS(Q)が取得可能で、かつ最高分解能は約0.35 %であるので、結晶、ガラス、液体等の様々な物質の構造解析が可能である。
ビームライン番号BL21
モデレータ種類非結合型モデレータ
利用波長範囲0.12 Å < λ < 8.3 Å
中性子強度 (試料位置での中性子束)0.34×108 neutrons/s・cm2・MW
最高分解能(ΔQ/Q) 0.35 %
Q範囲0.03 Å-1 < Q < 100 Å-1
必要な試料のサイズ、体積標準試料体積 直径6 mm×高さ20 mm (約0.6 cc)
ビームサイズは5 mm×5 mm から 20 mm×20 mmまで可変
試料環境・機器試料交換機(室温、10または40試料)
トップローディング型クライオファーネス
  • 低温用試料スティック:5 ~ 300 K
  • 高温用試料スティック:5 ~ 700 K
  • 水素ガス雰囲気試料スティック:50 ~ 473 K、~ 10 MPa H2/D2
温度制御型試料交換機(20 ~ 750 K、18試料)
パリ・エジンバラプレスVX4 (20 GPa、室温 [Machida G])
非弾性散乱測定用フェルミチョッパー(分解能:5 ~ 20 %)
2Kクライオスタット(1.8 ~ 300 K[MLF共通SE])

ビームラインチーム

装置責任者池田 一貴(KEK, 物質構造科学研究所/J-PARCセンター)
副装置責任者本田 孝志(KEK, 物質構造科学研究所/J-PARCセンター)
大友 季哉(KEK, 物質構造科学研究所/J-PARCセンター)
鈴谷 賢太郎(JAEA, J-PARCセンター)
大下 英敏(KEK, 物質構造科学研究所/J-PARCセンター)
金子 直勝(KEK, 物質構造科学研究所/J-PARCセンター)

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